はじめてのvi 初心者はこれだけ覚えろ!世界一簡単なviの説明
Linuxに触れ始めると、サーバー内でファイル操作をしなければならない場面が必ず来ます。viがよくわからない初心者の方も、これを機に使ってみて、軽く覚えていきましょう。
様々なコマンド・操作があり、使いこなせると便利な便利な場面は多いのですが、今回は「これだけ覚えておけば、一応扱える」という最低限必要な知識のみに抑えました。ものすごく端折って説明していますが、承知の上で書いておりますのでお許しください!
最初はこれだけ覚えましょう!それではもっとも簡単なviの説明です。どうぞ。
viで何をする?
簡単に言うと、テキストエディタです。ファイルを編集したりできるので、ちょっとした書き換えを行う際に使います。
使い方
ファイルを開く
$ vi [ファイル名]
このコマンドを実行すると、指定したファイル名のファイルが存在すればファイルの編集、存在しなければ新規作成となります。
ファイルを開くとコマンドモード
先程のコマンドを実行するとviの画面になりますが、最初は必ずコマンドモードに入ります。viにはコマンドモードと入力モードがあります。
入力モード
文字を入力するモードです。
コマンドモード
「ファイルを保存する」などの操作コマンドを実行するモードです。このモードで入力した文字はファイルには入力されません。
コマンドモードから入力モードへ
「a」と入力してみましょう。そうです。小文字で半角のaです。
すると、左下に「– INSERT –」と表示されます。これが入力モードです。
先程入力した「a」が画面に出ていないのは、コマンドモードで入力したからです!次にaを入力すると、入力モードですので、表示されるはずです。入力モードの状態では、わりと普段使っているエディタとそこまで変わらず入力作業が出来ると思います。
※入力モードに入る方法はたくさんありますが、アルファベットの最初の文字ということで覚えやすいと思うので、最初はaを覚えればOK!
入力モードからコマンドモードへ戻る
入力作業をやり終えて、コマンドモードへ戻る時は、「ESCキー」を押します。それだけです。
先程の「– INSERT –」という表示が消えたのが確認できるでしょうか。この状態はコマンドモードに戻っていることになります。
viを終了する
終了する際のコマンドは、とりあえず以下を覚えましょう。
:wq! [Enterキー]
:q! [Enterキー]
保存する方には「write(書く)」のwが付きます。どちらも終了するので、「quit(終了する)」のqが付きます。コロンは自力で覚えてください!!
まとめ : これだけ覚えれば、基礎的な使い方は出来る!
- 「vi ファイル名」でvi開始
- 「a」でコマンドモードから入力モードへ
- 「ESCキー」で入力モードからコマンドモードへ
- 「:wq!」「:q!」コマンドでviを終了する
以上の事を覚えれば、
- viを開く
- 入力モードにする/コマンドモードにする
- 任意の文字を入力する
- ファイルを保存して(もしくは保存しないで)viを終了する
の操作が出来るようになるので、なにはともあれ、とりあえず使えます!初心者の方は、まず最初はこれだけで良いです。
これに少し慣れたら、もう少し便利な使い方があるので、次回の記事でそれらに少し触れたいと思っています。まずはとにかく簡単なことから実践あるのみです!